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【高松農業×瀬戸南】県立高校がW受賞!全国農業高校お米甲子園で最高金賞&グランプリを獲得しました

 昨年12月に実施された、全国農業高校 お米甲子園2023において、県立高松農業高校がおいしさを競うお米甲子園で最高金賞を、県立瀬戸南高校が取組みを伝えるプレゼンテーション部門でグランプリを獲得しました。どちらも参加校の中で最も優れた学校に贈られる賞であり、県立高校の生徒がW受賞という快挙を成し遂げました。

 1月10日、両校の生徒が、このたびの快挙の報告のため鍵本芳明県教育長を表敬訪問しました。高松農業高校は農業科学科の3年生8名、瀬戸南高校は生物生産科の2年生4名がやってきてくれました。

高松農業高校のみなさん
瀬戸南高校のみなさん

 高松農業高校の原 昊佑さんは、「これまで金賞や特別優秀賞を受賞したことはあったが、挑戦12年目でようやく最高金賞を受賞することができた。私たち3年生も、一緒に取り組んできた後輩もとても嬉しく思っている。受賞の瞬間は、まさかという思いもあったが、とても感動した」と受賞の喜びを語ってくれました。

 瀬戸南高校からは、田中 菜津子さんが「1年生のときからこつこつと積み上げてきた研究の成果がこのような形で評価されたことを大変嬉しく思っている。本番では、発表の途中で詰まってしまったり大きな声を出すのに勇気がいったりしたが、楽しくがんばることができた。さらに研究をよいものにしていきたい」と受賞の喜びとともに今後に向けた抱負を述べました。

 鍵本教育長は、「岡山県としてどちらも1位ということで、本当に素晴らしいことである。非常に嬉しく思っている。今後も2連覇3連覇と続くように努力を続けてもらいたいし、今回のことを生かして、みなさんがそれぞれ持っている夢に向かってがんばっていってほしい」とメッセージを贈りました。

 高松農業高校は「への字型」と呼ばれる栽培方法に取り組みました。肥料を入れるタイミングなど、試行錯誤の連続だったといいますが、おいしいお米を作ることができました。瀬戸南高校は「多数回中耕除草」という、土をかき混ぜ雑草の発生を防ぐ稲作に取り組みました。雑草を防ぐことに加え、かき混ぜることで稲の根が切れ、新たな根を生やそうと強い稲になることを発見したそうです。
 日々の研究での細かな分析が、素晴らしい成果につながっています。

 両校のみなさん、おめでとうございます!