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スマホサミット2023 メッセージポスターが完成しました!

 今年度スマホサミットは、計4回開催され、第4回の成果報告会では、児童生徒・保護者に向けて、スマホ・ネットの適正な利用に関するメッセージを作成しました。

 そのメッセージがポスターに県内の学校に配布されることになりました!
 参加校の1つでもある県立西大寺高校の生徒にお披露目されました。

県の担当者からポスターを渡します

完成したポスターがこちら!

児童・生徒へのメッセージが2つ、保護者向けのメッセージが1つです

 参加した生徒がどのような思いを持ってメッセージを作成したのか、県立西大寺高校から参加した4人の生徒に教えてもらいました。

 スマホを悪いものだと決めつけてほしくない

 他校のみなさんとの話し合いで決めていきました。
 意識したのは、自分より下の子どもに堅苦しくなく伝わるように、ユニークな感じにしたいという意見がありました。
 そこで「マイルール」とか、「ヒーロー」などカタカナを使い、長々と説明しないようにしました。
「使い方は無限大」には、スマホを良いものとも悪いものとも決めずに、「自分次第で変わるんだよ」ということをみんなに意識してほしいという思いを込めています。
 このメッセージをきっかけにスマホについて考える子どもたちが増えるといいなと思います。

 私は中学1年生でスマホを買ってもらいました。買ってほしいと伝えると最初は親に反対されました。そこで、スマホの使い方のルールを自分で決めるから、スマホを持たせてほしいと親と話し合った経験があったので、「マイルール」というキーワードは絶対にメッセージに入れたかったです。
 受験期にはスマホを使って英単語を勉強していたし、スマホを触らないことで、キャラクターが育つアプリを使って、スマホを触らないようにもできていました。
 だから、スマホはうまく付き合えば「使い方は無限大」ということに気づいてほしいです。

 自分で決めたルールだと守らないといけない

 私は「マイルール」がポイントです。他の人にルールを決められてしまうと、「誰かが決めたから」と自分が決めたルールではないことを言い訳に緩くなってしまいます。「マイルール」とすることで「自分で決めたことなんだから、守らないといけないよね」と意識することができると思います。

保護者へ向けたメッセージには次のような思いを込めたといいます。

親子でスマホに対する考え方、ルールを話し合いたい

 まず、「スマホ=悪」ではないことを言いたかったので問いかけるような形にしました。そして親子でスマホに対する考え方、ルールを話し合いたいという思いから、方言を入れながら、親しみやすい内容にしました。
 保護者には「スマホは悪いもの」というイメージがあります。だけど、スマホは勉強にも使う機会が多いことからも、悪い面だけではないということを話し合って伝えたいと思います。

みなさん、それぞれの思いを自分の言葉で話してくれました

 一人一人からメッセージに込めた思いを聞いて、県教委の担当者は「自分の言葉でスマホに対する思いをしっかり話してくれて、大変感心しました。スマホに対してみなさんがそれぞれ思いを持って、スマホサミットに参加してくれて、その思いをしっかり発信するために頑張ってくれたので、嬉しいです。」と伝えました。

 ポスターは県内すべての国公私立の小学校、中学校、高等学校など653校に配布されます。

 スマホサミットに参加した生徒のみなさんの思いが込められたポスターを見て、児童生徒、保護者のみなさんが、改めてスマホやネットの適正な利用を考えるきっかけにしてほしいと思います。


岡山県教育委員会では、他にもスマホ・ネットの適正利用について、啓発資料を作成し、ホームページに掲載していますので、ご活用ください。