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【岡山東商業高校】難関!日商簿記検定1級合格しました!

 第165回簿記検定試験1級(日本商工会議所主催)で、県立高校の生徒が見事合格しました。

簿記検定1級合格証書です。お見事です! ※一部画像を加工しています。

 合格したのは、県立岡山東商業高校ビジネス創造科3年生の根木 文也さんです。
 
 指導された同校の小津野先生によると試験は年2回開催され、合格率は10%前後で、高校生の合格は稀だということです。

 試験の内容は極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則といった企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベルということです。
 
 合格すると税理士試験の受験資格が得られることから、公認会計士や税理士などの国家資格への登竜門とも言われています。
 
 今回は、根木さんに合格の喜びや今後の夢などを語ってもらいました。

― 合格おめでとうございます!何回目の試験で合格したのですか。

3回目の受験でした。簿記の問題を解いていく中で、簿記が楽しくなって、1年生が終わるころには、1級合格を目指したいと思っていました。

― 部活動はバドミントン部ということですが、どうやって簿記の勉強と部活動を両立させていたのですか。

 部活動がある日は、帰ってから勉強しようとしても、体力的に厳しくて、集中力が続きませんでした。自分なりに考えて、部活動があった日は、思い切って、よく寝ることにしました。
 そして、翌朝早く起きて、学校に行くまでの時間、勉強するようにしたところ、とても集中して勉強できるようになりました。おすすめです!

 部活動がない平日は帰宅後に毎日3時間、土日は多い日で9時間くらい勉強していました。

― 大変だったと思いますが、そこまで頑張れたのはどうしてですか。

 まずは、簿記が楽しかったというところです。
 問題はストーリーになっていて、与えられた内容から答えを考えていくと、理屈がとおったものが出てくる。問題を解いていく中でそこがわかるとすっきりするのが楽しいです。

 もう一つは岡山東商業高校の先生に手厚くサポートしてもらっていたので、恩に報いたいという気持ちがありました。
 つらかったですが、諦めずに続けることが大切だと思いました。

高校では先生方の手厚いサポートや実践的な学びの機会があったそうです

―先生方の手厚いサポート体制があったということですが、岡山東商業高校の魅力は何でしょうか。

 色々な検定に対してのサポートが手厚いというのと、行事の一つ一つが実践的なところが魅力です。
 特に「東商デパート」は、開催に向けて、企画内容や商品の仕入れ、原価計算などを自分たちで考えたりするので、実践的で自分の力になりました。
 また、東商のOBで公認会計士として活躍されている方から、なぜ簿記をやるのか、公認会計士の仕事内容などを具体的に話を聞く機会があったことも良い経験でした。

―卒業後の目標を教えてください!

 卒業後は、大学に進学して、公認会計士試験の合格を目指したいです。
 そして、将来の夢は、公認会計士として企業の経営に関わって、企業を導くような仕事をしたいと思っています。

見事な電卓使いを披露して、問題を解いてくれました!

 学校の授業を受けるなかで、簿記1級合格という具体的な目標ができ、自分なりに勉強の方法を工夫しながら取り組めたことは、素晴らしいの一言です。
 次の目標についても、自分の言葉でしっかり話してくれて、そこに向かって「進んでいくんだ」という強い気持ちが伝わってきました。


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