【矢掛高校】映画を制作したのは高校生!
いつ来るか誰も予測することができない地震。だからこそあなたはいつ来ても大丈夫と言い切れるような備えをしていますか?
その問いに答えるべく、県立矢掛高校の生徒が、映画を制作しました。有志の生徒たちが、脚本づくりから撮影、編集に至るまでを担当し、約20分の映画を作り上げました。この映画を見ることで、高校生世代が災害について主体的に考えるきっかけになればいいとの思いをもとに、高校生の恋愛模様を描きつつ、防災について考えられる映画に仕上げました。
矢掛高校には、地域協働活動コーディネーターがかかわっていますが、高校生たちに防災の大切さを伝えるため、高校生の日常と恋愛を結び付けるコンセプトが浮かんだそうです。このアイデアに共感した生徒たちおよそ20人がかかわって、「いつも いつでも」が完成しました。
2月28日に開催された上映会には、地域住民含め、約40名が参加してくれました。
脚本・監督を務めた太田優斗さん(3年)は、「こんなにもたくさんの人に見てもらうことができてよかった」と達成感に満ちた表情でした。「振り返ってみると映画制作は短い期間だったが、その中で良いものを作り上げるために、意見を出し合い、切磋琢磨することができた経験はとても貴重なものだった」と語ってくれました。自分の意見が通らないこともあったそうですが、そういった場合に、メンバーとどう合意をつくっていくか、映画を作るということを通して、チームワーク、コミュニケーションの面で大きく成長できたといいます。
また、太田さんとタッグを組み撮影・編集を担当したのは野宮康生さん(3年)です。「今回も一緒にかかわった仲間と、1年生のときにも選挙動画を制作した。そのときの反省点を生かし、パワーアップした作品を作ることができたと思っている」と振り返ってくれました。