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【岡山盲学校】笛吹ボトル ついに完成!音を出して楽しもう!

 県立岡山盲学校では、古代アンデス地域で使用されていた笛吹土器に親しみ、児童生徒が実際に笛吹ボトルの制作をする「笛吹ボトルワークショップ」に取り組んできました。6月にあった第1回ワークショップでは、実物に触れたり音を出してみたりして、笛吹ボトルに親しみました。7月の第2回では、粘土を使って笛吹ボトル製作に取り組みました。

 そして最終回となる第3回ワークショップが9月11日に実施され、児童生徒がオリジナルの笛吹ボトルを使って音を出す活動を行いました。第3回ワークショップの様子を紹介します。

1 焼き上がった作品の感触を確かめよう

 重さはどうか、硬さはどうか、触ってみて確かめます。焼き上げたことにより、水分が飛んで5%程小さくなっているということも聞きながら、児童生徒は思い思いに自分のボトルの感触を確かめました。

2 ストローを使って吹いてみよう!

 そして、次はストローから息を吹き込み音を出してみます。あちこちから一斉にきれいな音が!どんな音が鳴るか、吹く強さを変えながら試してみている生徒もいました。
 触ったり吹いてみたりして、「思ったような出来上がりになって嬉しい」「想像以上に大きな音が出た」「強く吹けば大きな音が出るというわけでもなさそう」といった感想が聞かれました。

3 水を入れて、音を出すことができるかな?

 笛吹ボトルは、中に水を入れ、揺らすことで、独特の音色を奏でる楽器です。ストローを取り、水を入れて、音を出すことができるかチャレンジです。
 ゆっくり大きく揺らすのか、素早く左右に振るのか、形によって音を出すための動かし方が違うそうです。児童生徒は揺らしたり傾けたりしながら、音が出る動かし方を探っていました。

4 友達の作品を鑑賞しよう

 それぞれの笛吹ボトルを交換し、触ったり音を出してみたりして、造形の違い、音の高低の違いなどを感じ取ります。自分のものとはまた違った発見に驚いている様子の児童もいました。他のものと比べることで、自分の音は高いか、低いか、中間くらいか、を聞き分けることもしてみました。

5 みんなで演奏しよう!

 最後に、全員で演奏をしました。低い音から高い音へ、また低い音へと順に音色を奏でます。「いろんな音があってすごい!」「ハモってる!」といった声があがりました。自分たちの作品から素敵な音を出すことができ、とても嬉しそうな児童生徒の表情からは、達成感、満足感が感じられました。

 児童生徒が制作した笛吹ボトルは、9月13日から11月5日まで、倉敷市の美観地区内にある倉敷考古館に展示されることになりました。近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。


令和5年9月11日に実施された取組です