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One Young Worldグローバルサミット2023に県内の高校生として初めて参加した生徒が知事・教育長を表敬訪問しました

 岡山県教育委員会では、若手リーダーたちによる世界最大級の国際サミットである One Young World(以下「OYW」という。)に、県立高校の生徒を派遣しました。
 派遣された生徒は、県立岡山操山高校3年生の、若松 茉弥さんです。若松さんは、10月2日から5日にかけて、OYWグローバルサミット2023 ベルファスト大会に参加しました。
 そこで様々な学びや気付きを得た若松さんが、10月23日に県庁を訪れ、伊原木隆太県知事と鍵本芳明県教育長を表敬訪問しました。若松さんと、知事や教育長との懇談の様子を紹介します。

●緊張しつつも知事室へ

 知事室へ向かい、知事と対面します。はじめは緊張からか、表情も硬かった若松さんですが、次第に笑顔も増え、用意してきた写真を見せながら、知事に活動報告をしました。

 若松さんは、「初日は各国の伝統衣装を着て参加するというものだったが、浴衣を着たら、多くの人から声をかけられた。日本にいたら気が付かないような、自分の国の魅力に気付くことができた」「グローバル感覚や国際協力の意識がありながらも、自国の文化をとても尊重している方が多くいて、自国の良さを主張しながらも、他国の方に耳を傾けることができるなど、対話の姿勢をもっている方ばかりで、嬉しく感じた」と、グローバルサミットでの各国の人との出会いから感じたことを語りました。

 また、今後について、「今回の参加者は、18歳から30歳までの若手ということだったが、私が最年少だった。会話をしていると、『高校生なのにすごいね』と言われることが多くあったが、他の方々も若くして活躍されていて、『若いから』といって慢心することなく、大人になるまでに自分にできることを精一杯やらないといけないという想いをもった」と決意を述べました。

 知事からは、「みんながみんな、ああいった場に行けるわけではないので、全身で感じたことを、同級生や後輩に伝えていただきたい」「ぜひこの経験を今後に生かしていってほしい」と激励を受けました。

 懇談の後は、記念品を受け取り、記念写真を撮りました。堂々と自分の考えや感じたことを知事に述べる姿は、非常に頼もしかったです。

●教育長を訪問

 その後、鍵本芳明県教育長を訪問し、活動報告や今後の夢をテーマに懇談しました。

 教育長から、「グローバルサミットに集まった若いリーダーたちが、今後どうなっていくのかということには非常に注目して楽しみにしているし、そこで得た人とのつながりを大切にしてほしい」と激励を受けました。

 自身の夢、これからどうしていきたいかということについては、「私は理系だが、理系の人が開発した技術を社会実装することに興味がある。理系としての知識がないと理解できないようなことがあったとして、それを社会に広く伝えていくための、つなぎの役割を果たすような人になりたい。説明し、理解してもらう、発信していくというようなことをがんばっていきたい」と語ってくれました。

 貴重な経験を、堂々と語ってくれた若松さん。今回の経験を糧に、ますますの活躍を期待しています!


※OYW について
世界 196 か国から各国を代表する若手リーダーたち(18~30歳)が一堂に会し、地球規模の様々な課題を解決するため、4日間に渡ってスピーチやプレゼンテーション、パネルディスカッション、ワークショップ等を行う。参加者にはサミット終了後、「OYW アンバサダー」の称号が与えられ、長年に渡り世界的な人脈やネットワークを広げることができる。
本生徒派遣に当たっては、県教委が令和4年度から実施している、岡山大学との協働による「おかやま夢育イニシアチブ」事業の一環として、これまでも大学生の派遣を行ってきた岡山大学の協力を得て、派遣枠の確保、生徒の選考等を行った。


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