見出し画像

【興陽高校】造園デザイン科みんなでつくる「卒業庭園」✨


岡山県立興陽高等学校には、県内で唯一、
造園を学ぶことのできる「造園デザイン科」があります。


令和6年度、
造園デザイン科3年生の生徒たちと、
興陽高校に勤務している先生たちが協力して、
「卒業庭園」という、
3年生の卒業記念となる庭園をつくりました。

生徒たちは、
次の3つのチームで分担して、作業を行います。

◎庭園施工管理チーム(22名)・・・作庭を担当
◎生活環境チーム(10名)・・・・・花壇への植栽を担当
◎造園工学チーム(7名)・・・・・・庭の測量を担当


こちらの記事では、
「卒業庭園」をつくり始めた、令和6年6月から、
完成を迎えた、翌年の令和7年1月までの様子を、
たくさんの写真とともに振り返ります。


🍀6月19日 「卒業庭園」初めての取材


この日は、興陽高校で、
「卒業庭園」について、初めての取材をしました。



まぶしいほどの太陽の光がさんさんと降り注ぐ中、
造園デザイン科の3年生の生徒たちは、
「卒業庭園」をつくり始めて、まだ間もない時期でした。


初夏のまぶしい日差しが降り注ぐ中、
「卒業庭園」の作業に励む、
造園デザイン科3年生の生徒たち✨


地面にスコップで穴を掘ったり、
測量をしている生徒たち😄

「卒業庭園」をつくり始めて、
まだ間もない頃でした✨


🍀9月20日 作業開始から約3ヶ月後


まだ残暑が厳しい9月20日、
造園デザイン科の生徒たちが、
炎天下のもと、
作業をしています🌞

作業開始から、約3ヶ月が経ちました✨

写真の中央あたりに見える、
石を積んだものは、
完成したら、
滝が流れる「滝組」となるものの原型です。



🍀10月11日 作業開始から約4ヶ月後


作業が開始してから、
約4ヶ月が経ちました✨

たくさんの生徒たちが作業をしています😀

庭園の周囲には、
石が規則的に積まれ、
「滝組」の作業も、さらに進んでいます✨



🍀11月26日 作業開始から約5ヶ月後

 


作業開始から約5ヶ月後、
庭園がずいぶん形になってきました😀


写真の下側に大きく写っているのは、
「水琴窟」です✨

完成したら、どんな音色が聞けるのでしょうか❓
とても楽しみです😉


(写真左)「滝組」、
(写真右)「水琴窟」の一部です✨

途中経過の様子がよくわかりますね🔍


日が経つに連れて、
どんどん作業が進んでいますね😉

雨が降った後の景色です🌂
全体的に、
しっとりとした庭園の様子が、見て取れます🔍



🍀11月29日 作業開始から約5ヶ月後


作業開始から、約5ヶ月が経過しました✨

生徒たちは、
石を美しく円状になるように敷き詰めている所です✨


💡モザイク(またの名をうろこ貼り)について

石を美しく円状になるように敷き詰めていく作業を「モザイク」もしくは「うろこ貼り」と言います😀

「モザイク」とは、
同じ形の石を規則正しく並べていく手法です✨

また、こちらの作業は、
魚のうろこに見立てた石を敷き詰めていくので、
別名「うろこ貼り」とも言います😀


「水琴窟」を、
みんなでつくっています✨


手前に見える、
大きな亀の背中のように見える石は、
やがて「橋」となります。

一体、どんな橋になるのでしょうか😉



🍀12月12日 作業開始から約6ヶ月後


約6ヶ月が経ちました⌚



🔨【庭園施工管理チーム】

「水琴窟」をつくる!


こちらは、
写真の中央に写っている、
「水琴窟」周辺で、
🔨庭園施工管理チームが、作業をしている様子です📷

(写真中央)「水琴窟」周辺で、
興陽高校の先生や生徒たちが、
作業をしています✨


水琴窟の表面には
敷き詰められた石が見えますが、
この表面のことを、
「ツラ(面)」と呼びます😲



「水琴窟」の上に登って、
作業をする生徒です😄


先生が、
生徒たちと一緒に作業をしています✨




先生や生徒が、
みんなで協力して、
作業を行っています😄


こちらは、
「水琴窟」の上に登って、
石を敷き詰めています😄


(写真左)中本 侑吾(なかもと ゆうご)さん、
(写真右)山平 櫻翔(やまひら はると)さんです😀


【中本さんと山平さんにお話を聞いてみました🎤】

僕たちは、昨年の9月頃からずっと、この「水琴窟」の作業をしています。
暑い日も、寒い日も、ずっとこの作業をしているので、大変でした。

作業の中で、石を運ぶ場面がありましたが、石が重たくて、大変でした。

「水琴窟」は、雨が降った時に、雨水が溜まって、それが土管を伝って、「水琴窟」の中に落ちる構造になっています。

「水琴窟」の中にも、水が溜まっているので、雨水が落ちる時に、水と水がぶつかって、中で、音が響く仕組みになっています。

響く音色は自然が奏でる音色なので、どんな音が聞こえるのか、とても楽しみです。


暑い日も、寒い日も、
ずっと、この「水琴窟」の作業を頑張っていたのですね💦


「水琴窟」の中に溜まっている水に、
天から降って来た雨水がぶつかって奏でる自然の音色は、どんな音色なのでしょうか❓
ぜひ聞いてみたいですよね♬


「水琴窟」の周辺で、
作業をする生徒たち✨



🌷【生活環境チーム】

「ピンコロ石の花壇」をつくる!


🌷生活環境チームの生徒は、
正方形の石を、金槌でたたいています✊

この正方形の石は、「ピンコロ石」と言います✨


「ピンコロ石」を円状にキレイに並べた後、
その中心部に植栽をし、花壇になる予定です🌷

「ピンコロ石」を金槌でたたいて、
土に埋め込んでいます✊


(写真手前)
メジャーで寸法を計測して、
図面通りに作業が進んでいるかを確認しています💡

(写真奥)
並べた「ピンコロ石」が、
きちんと水平になっているかについて、
水平器で石の高さを計測しています😲



(写真左)中尾 莉子(なかお りこ)さん、
(写真右)藤本 詩月(ふじもと しづき)さんです😀


【中尾さんと藤本さんにお話を聞いてみました🎤】

(中尾さん)
😀もともと、私は植物が大好きなので、興陽高校の造園デザイン科に入学しました。
植物の中では、チューリップが一番好きです!

春からは、手先の器用さを生かした仕事に就く予定です。


(藤本さん)
😉興陽高校に入学したきっかけについて、お話します。

私のお母さんは、とてもお花が好きなので、私を「後楽園」や「とっとり花回廊」のような、お花がたくさん咲いている場所に連れていってくれました。
そのことがきっかけで、私も、お花を大好きになりました。

興陽高校の造園デザイン科だったら、大好きなお花についても勉強ができるし、庭についても知ることができると思ったので、入学しました。

造園デザイン科での3年間は、しっかり、樹木の剪定や、造園で使用する道具の使い方などを勉強することができました!


「ピンコロ石の花壇」をつくっています🌷

完成後は、
「花壇」の中心部に、お花を植栽する予定です🌷


さて、「ピンコロ石の花壇」が完成した後は、
中心部に、どんなお花を植栽するのでしょうか❓

なんだか、ワクワクしますね😉


石の種類ですが、
今回の作業で使用した「ピンコロ石」以外にも、
さまざまな種類の石を使って、
庭をつくっています✨

ちなみに、一番手前にある、
平べったい石は自然石で、
「諏訪鉄平(すわてっぺい)」という石です😲



🔨【庭園施工管理チーム】

セメントの「から練り」に石を埋め込む!


🔨庭園施工管理チームも、楽しそうに生徒たちが作業をしています😀

石を金槌でたたいていますね💡

一体、どんな作業なのでしょうか❓

石を金槌でたたいています😀

「コンコンコン」というリズミカルな音が、
心地よく、周囲に響いていました♬


(写真左)今中 遥斗(いまなか はると)さん、
(写真右)渡邊 愛里(わたなべ あいり)さんです😀


【今中さんと渡邊さんにお話を聞いてみました🎤】

(今中さん)
😀
セメントが固まる前の状態を「から練り」と言います。

今は「から練り」の中に、石をひとつひとつ、埋め込んでいく作業をしています。
石を埋め込む作業がすべて終わったら、石を埋め込んだ「から練り」の上から、水をかければ、セメントが固まります。

今日、僕は、朝からずっとこの作業をしています。
こういう作業は、大好きです!


(渡邊さん)
😉
私も、今日はずっと、この作業をしています。

石を埋め込む時には、
細長い石は、横向きにして埋め込みます。
また、小さな石は、縦向きにして埋め込みます。

後で、「から練り」に埋め込んだ石に水をかけて固めると、仕上がりが、とてもキレイになります。


「から練り」に水をかけた後、
セメントがどんな感じに固まって仕上がるのか、
とても楽しみですね♬


生徒たちの作業によって、
美しく埋め込まれた石です✨

石を埋め込んだ後、
水をかけると、
「から練り」のセメントが固まります😲


生徒たちが取り組んでいる、
作業のひとつひとつが集結して、
ひとつの大きな「卒業庭園」という作品が完成する予定です🍀


(写真左下)
「から練り」に石を埋め込んでいます😃

(写真左上)
測量用のポールを持っている生徒もいますね😉



🔨【庭園施工管理チーム】

「モザイク(またの名をうろこ貼り)」をつくる!


みなさん、
ぐるぐると、美しく渦を巻いた石が並んでいるのが見えますか🔍

🔨庭園施工管理チームの作業は、
「モザイク」または「うろこ貼り」と呼ばれる作業です💡

「モザイク」の作業に取り組む、
3年生の生徒たち😀


ひとつひとつの石を、
土の中に地道に埋め込んでいく作業です😲


(写真左)阿部 由斗(あべ よしと)さん、
(写真右)森本 真生(もりもと まさき)さんです😀


【阿部さんと森本さんにお話を聞いてみました🎤】

😄
こちらは、土に石をひたすら埋め込んでいく作業です。

石を並べる向きですが、
「時計回り」になっている場所と、
「反時計回り」になっている場所とがあります。

寸法は、すべて図面で決まっています。

完成したら、「池の底」になるイメージですね。


規則的に美しく並べられた石は、
とても目を引きます✨

こちらが、池の底になるのですね😲


「時計回り」と「半時計回り」
になっている場所があります⌚



🔨【庭園施工管理チーム】

モルタルを練って、排水溝をつくる!


こちらでは、
造園デザイン科の先生たちが、
🔨庭園施工管理チームの生徒に教えています💡

どんな作業をしているのでしょうか😉


まずは、
(写真左)佐藤 一成(さとう かずなり)先生が、
生徒に、
モルタルの練り方を教えます😄


教えてもらった技術をもとに、
モルタルを練る生徒です✨

ひとつの庭園をつくりあげていく中で、
さまざまな作業があるのですね😲


次に、佐藤先生が、
土の掘り方について、伝授します💡


さらに、次に、
田中 賢造(たなか けんぞう)先生が、
生徒に、
石の埋め方を教えます💡

まさに「熟練の技」ですね✨

田中先生は、
興陽高校で、40年近くに渡って、
生徒に、造園技術の指導をしています✨


田中先生が、
生徒に教えています💡


田中先生から、
石を埋め込む技術について教えてもらった後、
自分で作業にチャレンジする生徒です✨



さきほど埋め込んだ石が、
水平になっているかどうか、
石の高さを計測しています😲

田中先生から、
「石は、良い感じになっているかな❓ちゃんと水平になっているかな❓」
との声掛けがありました😄



野中 壯真(のなか そうま)さんです✨


【野中さんにお話を聞いてみました🎤】

僕は、最初は、田中先生に教えてもらいながら、花壇を担当していました。

今は、排水溝の担当をしていて、
今日は、排水溝の周りにつけるモルタルを練っています。

排水溝をつくる時に、水を入れるための穴をつくるのですが、排水溝を埋めるためのモルタルをつくるのが、とても大変でした。


先生たちに、ひとつひとつ教えてもらいながら、
身につけた造園の技術は、
卒業した後も「大切な宝物」になりますね🎁



🔨【庭園施工管理チーム】

「滝組」をつくる!


写真中央に、
みんなで協力して、細長い石を組んでつくりあげている造作物が見えますか🔍

これを「滝組」と言います✨

(写真中央)「滝組」
(写真右下)「水琴窟」です✨

左奥には、
移動式クレーンも見えますね🚚

本格的な作業が、
興陽高校の敷地で行われています😄



もう少し、近づいてみます🔍

細長い石が、
見事に積まれています😲


さらに近づいてみました🔍

絶妙なバランスで、
細長い石が交互に積まれています😲

こちらの「滝組」にも、
造園の技術が、キラリと光ります✨


こちらの「滝組」が完成する日も、
徐々に近づいていますね✨


📐【造園工学チーム】

測量の作業中!


📐造園工学チームは、「測量」をしています😃

奥には、赤×白色のポールを持った生徒と、
手前で、図面を見ながら測量をする生徒がいます😃

(写真中央)尾畑先生が、
生徒たちに「測量」について教えています✨


こちらでも、
「測量」をしていますね😃

測量をする生徒と、
藤原 ひびき(ふじわら ひびき)先生です😃

測量をしている、その先には・・・💡


測量用のポールを持った生徒と、
石を据え付けている、
先生や生徒たちがいました✨

みんなでつくる「卒業庭園」です😃


こちらでも、
測量が行われています✨

写真の手前には、
「測量」をする生徒がいます😉

中央では、
尾畑先生が、生徒に、
石の埋め込み方を教えています✨


あらかじめ、用意された「卒業庭園」の図面通りに、
みんなで、庭園をつくっていますが、


実際に、図面通りの寸法で施工されているか、
📐造園工学チームは、
作業が行われるのと同時進行で、
図面に落とし込んでいます。


「卒業庭園」のデザインは、
🔨庭園施工管理チームの生徒が、
6つの班に分かれて、
意見を出し合って、
図面を作成しました😉


🚚移動式クレーンで、石を運搬、据え付け!(現地からの目線で撮影📷)


こちらは、
移動式クレーンを使って、
大きくて重い石を、所定の位置に据え付ける様子です。

こちらのパートでは、
現地からの目線で撮影した写真で紹介します✨


まずは、
「モザイク」で規則的に並べた石に囲まれた、
やがて池の中心部となる位置に、
大きな石を据え付ける様子です😲

こちらの大きな石は、
「手水鉢(ちょうずばち)」という名称です✨


移動式クレーンの荷台から、
作業中の先生と生徒たちに、
石をおろすタイミングについて、
的確に声掛けをしています😉

声掛けをしているのは、
佐伯 義也(さえき よしや)先生です✨



佐伯先生からの声掛けを受けて、
作業の現場で、
タイミングよく石をおろす、
先生と生徒たち✨

(写真左)西原 誠(にしはら まこと)先生、
(写真右)田中 賢造(たなか けんぞう)先生です✨

まさに「あうんの呼吸」です😲



「安全第一」なので、
先生たちが、
頭を守るヘルメットを着用し、
緊張の作業にのぞみます💦


こちらが、
先生たちが着用していた、
ヘルメットです✨

重くて大きい石を扱う作業も多いため、
ヘルメットで頭を守ります👨


次は、
「滝組」に、細長い石を据え付ける作業の様子です✨


「滝組」の石の上に乗って、
生徒が作業を行います✨

生徒も、先生も、
ヘルメットを着用しています👨


取材をした12月12日の昼下がりは、
目が覚めるような青空が印象的でした🌞

冬の爽やかな青空のもと、
「クレーン」で、
石を運搬します🚚



それぞれの担当の場所で、
それぞれの作業にいそしむ、
先生と生徒たちの様子です😄



こちらは、
先生たちが協力して、
石を据え付ける様子です😲

その近くでは、
生徒がポールを持って、
測量をしています😄


どんな時も、
安全に十分配慮しながら、
みんなで「卒業庭園」をつくり上げています😃


「クレーン」でつるされた石を
おろす直前を捉えた、
1枚の写真です📷


移動式クレーンの荷台で、
笑顔で話しているのは、
佐伯先生です✨

写真左から、
西原先生、
中野 功(なかの いさお)校長です😃



興陽高校の校舎を背景にした、
その場所に「卒業庭園」はつくられています✨

そこは、大切な学校の玄関のすぐそばという、
重要な場所でもあります✨


🚚移動式クレーンで、石を運搬、据え付け!(2階からの目線で撮影📷)


こちらのパートでは、
「クレーン」で、石を運搬し、据え付ける様子を、
校舎の2階からの目線で撮影した写真で紹介します✨


「クレーン」が、
石をつり上げる瞬間です😲


「クレーン」を、
巧みに操作しているのは、
佐伯先生です😃


佐伯先生が、
「クレーン」で操作して運搬した石を、
西原先生が受け止めています✨


「クレーン」でつり上げた石を、
池の中心部となる位置に据え付けます✨



「モザイク」の石で囲まれた、
やがて、池の底の中央となる位置に、
「クレーン」で石を据え付けました😃


2階から見る景色と、
現地から見る景色では、
また、趣(おもむき)が異なり、
それぞれの魅力がありますね✨


🌞2階から撮影した写真集!


こちらのパートでは、
上のパートで紹介した写真以外の、
2階から撮影した写真を集めて、紹介します✨

写真中央に見えるのは、
「滝組」です😃

生徒たちが、
それぞれのチームで、作業を行っています✨


「滝組」をアップにした写真です📷

写真の右下には、
「水琴窟」の一部が写り込んでいます😲

「水琴窟」の周辺では、
「ピンコロ石の花壇」をつくっています🌷



こちらは「水琴窟」です✨

「水琴窟」の上部に、
生徒が登って、作業中です😲


「水琴窟」をアップにした写真です📷
生徒が、はしごをかけています😉

すぐ近くでは、
「ピンコロ石の花壇」が水平になっているかを、
生徒が、水平器で計測しています😲


写真右下に見えるのは、
「モザイク」の池です。

まだ、水は張られていませんが、
池の中央となる場所には、
「手水鉢(ちょうずばち)」が設置されています✨


6月から開始した作業ですが、
約6ヶ月経って、
「卒業庭園」は、完成形に近づきつつあります✨



🍀1月15日 作業開始から約7ヶ月後


作業開始から、約7ヶ月後の様子です✨

「卒業庭園」を、
左側のアングルから撮影した写真です📷



正面から見ると、
積まれた石の美しさが、
際立ちますね✨


眺める角度によって、
庭園の印象が変わります😉



「卒業庭園」は、
興陽高校の玄関のすぐ近くに位置しています✨



🍀1月22日 完成に向けての最終作業✨


興陽高校のみんなが、
「卒業庭園」の作業を開始してから、
約7ヶ月後の1月22日、

3年生の生徒たちと先生が、
「卒業庭園」の最終の仕上げを行っていました✨


「卒業庭園」の最終作業に入る、
興陽高校の先生と生徒たち😄


次のパートでは、
ついに「卒業庭園」の最終作業に入った、
先生と生徒たちの様子を紹介します✨



☆興陽高校 造園デザイン科の先生と生徒たちを紹介✨


😄小川 秀敏(おがわ ひでとし)先生です!


小川先生は、
🌷生活環境チームの生徒たちに、
植栽を教えています✨


(写真右)小川先生が、
生徒たちに、植栽を教えている様子です🌷


(写真右)田宮さんたちが、
ビオラの植栽をしています✨

色や配置のバランスを考慮しながら、
みんなで作業中です😄


植栽をしていた、
田宮 蒼太(たみや そうた)さんに、
お話を聞いてみました🎤

「お花の中では、今、植栽をしているビオラが、
一番、好きです😄

ビオラを土の中に植える時に、
地面から浅い位置に植えてしまうと、
水やりをした時に水が溜まる
『ウォータースペース』ができないので、
気を配りながら、植えています👍」


植栽をしていた、
伊勢脇 柚稀(いせわき ゆずき)さんです😄


(写真奥の左)伊勢脇さんたちも、
ビオラの植栽をしています✨



😄尾畑 篤司(おばた あつし)先生です!


この日は、
尾畑先生が、
📐造園工学チームの生徒たちに、
測量を教えています🌷

尾畑先生は、
興陽高校 造園デザイン科の卒業生です🏫

尾畑先生が、平成8年に卒業した時、
当時の3年生の生徒みんなで、
「卒業庭園」として「くじらの庭」をつくったそうです😲

「くじらの庭」は、数十年の時を経て、
今もみんなに愛される、大切な場所となっています✨


尾畑先生が卒業した平成8年に、
3年生の生徒たちみんなでつくった「くじらの庭」です🐳

こちらの写真は、
令和6年6月13日に開催された、
「第67回 中国高等学校弓道選手権大会 」
および
「第30回  中国高等学校なぎなた選手権大会 」
の壮行式の様子です📷

数十年の時を経て、
「くじらの庭」は今もずっと、
みんなに愛されています👍



測量をしていた生徒たち😄

(写真左から)服部 美月(はっとり みづき)さん、
菜畑 慶治(なばたけ よしはる)さん、
大東 秀斗(だいとう しゅうと)さんです✨


(写真左)服部さんが、
測量についてお話してくれました😄

「今、使っている図面は、自分で書きました。
足もとにある黄色い印をA点と言います。

図面で距離を測りたい地点にポールを立てて、
その位置までの距離を出します。

A点からポールが立っている場所までの距離を、
メジャーで計測して、
図面に書いて・・・という作業を、
繰り返し行っています。」



服部さんが書いていた図面です😲
美しく書けていますね✨

「石の図は、フリーハンドで書きました」
と話してくれました😲


服部さんのお話の中に出てきた、
足もとにある黄色い印・・・A点です💡


A点とポールの間の測量をしています✨

📐造園工学チームでは、
繰り返し、この作業を行っています😲


こちらでも、
測量をしていました😄


測量をしていた、
蜂谷 紗季(はちや さき)さんです✨


こちらでも、
蜂谷さんが書いた図面を見ながら、
測量の作業について、
お話をしてくれました✨

「図面を置いている、この板のことを、
『平板(へいばん)』と言います。
A点とポールの距離を、
三角スケールで計測して、数値を出して、
図面の中に『点』として、落としていきます。
今の所、もともと図面にある距離の通りに、
うまくいっています👍」


(写真手前)
2人の生徒が協力して、
測量をしています✨

「卒業庭園」内では、
2箇所に分かれて、
📐造園工学チームが測量を行っています👍


😄西原 誠(にしはら まこと)先生です!


西原先生は以前、
興陽高校に20年勤務した経験があります💡
その時は「果樹」を担当していました🍎

その後、他の学校で勤務した後、
興陽高校に戻り、
今は「造園」を教えています😄


ブルドーザーを運転する
西原先生です✨


西原先生が運転しているブルドーザーは、
こちらです✨


🔨庭園施工管理チームの生徒たちと、
砂利の中に混じっている草と砂をふるって、
石のみを分別する作業を行っています😲



砂利の中に混ざっている、
草と砂を分別する道具です✨

なかなか根気が必要な作業ですね💦


みんなで頑張った結果、
うまく分別できましたね✨


一緒に作業を行っていた、
🔨庭園施工管理チームの生徒たちと、
記念撮影です👍



😄板野 阿貴子(いたの あきこ)先生です!


板野先生は、生徒たちと、
「卒業庭園」の最後の仕上げをしていました✨



最後の仕上げなので、
🔨庭園施工管理チームの生徒たちだけではなく、
🌷📐他のチームの生徒たちも協力して、
砂利を敷き直す作業をしています🍀

板野先生は、
「6月から約7ヶ月もの間、ずっと作業をしているので、
以前敷いた芝が盛り上がってきました💦

今は、盛り上がって来た部分の芝を取り除いて、
地面をならす作業を、
生徒たちと一緒にしています。」

と話してくれました😄


一緒に地面をならしていた生徒たちと撮影しました📷

「卒業庭園」の完成は、間もなくですね✨


こちらは、
🔨庭園施工管理チームの
(写真左)森 風花(もり ふうか)さん、
(写真右)景山 佳乃子(かげやま かのこ)さんです😀

「庭園をつくった後の管理を
楽にするための作業をしています✨

具体的には、
雑草が生えたとしても、
すぐに抜きやすいように
砂利のような大きめの石を撒いています😀

その後は、石積みの表面についた土を取り除く作業をします✨」

と2人で元気に答えてくれました🎤



😄佐藤 一成(さとう かずなり)先生です!


佐藤先生です✨

背景には、
🔨庭園施工管理チームの生徒たちとつくった、
「水琴窟」が見えますね🔍


生徒たちと、
「卒業庭園」の最後の仕上げに入る佐藤先生😀


🔨庭園施工管理チームの生徒と、
記念撮影です📷



😄佐伯 義也(さえき よしや)先生です!


佐伯先生です✨

「造園デザイン科の生徒たちには、
造園の作業をする時に、
楽しんでやってほしい、面白いと思ってやってほしい、
という思いがあります。


造園は、つくったものが形になっていく所に楽しさがあります。
そして、つくったものは、いろんな方の目に止まります。

また、造園の面白さは、
つくったものが『形』として残る所です。」

と、笑顔で話してくれました😄



🔨庭園施工管理チームの生徒たちと、
最後の仕上げとして、
石と道路の間に生えている、
雑草を抜く作業をしています✨


生徒たちに、佐伯先生の印象を聞いてみました✨

「とても優しくて、
造園の技術について、
とても面白く教えてくれる先生です!

具体的には、
木の切り方や、石の積み方など、
いろいろな技術を教えてもらいました😀」


🔨庭園施工管理チームの生徒たちです😀



先生たちが、
生徒と一緒に、
灯籠(とうろう)の設置をしています✨


灯籠(とうろう)の設置も、
無事に完了です✨



😄長谷川 久展(はせがわ ひさのぶ)先生です!


興陽高校造園デザイン科の
卒業生の長谷川先生です✨

カメラを向けると、
とびっきりの笑顔で応じてくれました📷



🍀1月22日 「卒業庭園」ついに完成へ✨


「卒業庭園」全体の様子です✨


「水琴窟」です✨


「滝組」です✨


「モザイク」の池です✨


(写真左)「滝組」、
(写真手前)花壇です✨


奥に見えるのは、
「滝組」です✨


↓「卒業庭園」完成後の動画です。
 ぜひご覧ください。(※再生ボタンをクリックすると、音声が出ますので、ご注意ください。)



☆古澤副校長から、お話を伺いました✨



興陽高校 副校長の
古澤 氏由児(ふるさわ しゅうじ)先生です✨


【古澤副校長にお話を伺いました】
令和6年の6月から、本校の生徒や先生たちみんなで、「卒業庭園」をつくり始めました。

作業をしている生徒たちの、とても楽しそうな歓声やどよめきを耳にする度、どんどん、庭園が完成されていく様子を楽しみにしながら、いつも見守っていました。

作業は、まだ日差しがまぶしかった初夏の暑い時季から始まって、気が付けば、冬の寒い時季になりました。

みんなで協力してつくりあげた「卒業庭園」は、これから先もずっと、興陽高校の玄関で、さまざまな人たちをお迎えし、「興陽高校のシンボル」として、いつまでも、みなさんに大切にしてもらえる庭園となることでしょう。


完成した「滝組」から、
綺麗な水が、
美しい音を奏でて、流れています。



「卒業庭園」完成後、
3年生の生徒みんなで、記念撮影をしました✨


みんなでつくった「滝組」と一緒に
撮影しました✨



いつまでも、
興陽高校の玄関で、
訪れた人をもてなす「卒業庭園」です✨


造園デザイン科みんなでつくる「卒業庭園」は、
約7ヶ月もの月日をかけて、
ここに完成しました✨


完成した「卒業庭園」です✨
とても美しいですね😄



興陽高校の造園デザイン科みんなでつくった「卒業庭園」は、
これから先もずっと、
四季折々の季節を越えて、
興陽高校を訪れる人たちを、
大切な玄関でもてなします。


「卒業庭園」は、
春には、新緑の香りに包まれ、
夏には、青々とした樹木が生い茂り、
秋には、色とりどりの紅葉が庭園を彩り、
冬には、うっすらと白い雪が、石や橋の上を粧うことでしょう。


また、5年後、10年後・・・
この「卒業庭園」をつくった生徒や先生たちが、庭を見ながら、当時を思い出し、同窓会などの場としても使われていくことでしょう。


その時、この庭園は、
みなさんに、どのような表情を見せてくれるのでしょうか。


いつまでも、みんなに愛される「卒業庭園」は、
みんなの思いを込めて、
ここに完成しました。


今回紹介した「興陽高校」を含めて、
岡山県内には、さまざまな分野について学ぶことのできる、たくさんの魅力的な高校があります。

「おかやま県立高校情報ナビ」をぜひご覧ください!