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【笠岡商業高校】いざ全国大会へ!北木島の橙を活用したビジネスプランを提案します

 県立笠岡商業高校「笠SHOP」では、商品開発班と観光班、そして探究班の3班が活動しており、実際の社会とのかかわりを通し、コミュニケーション力やプレゼンテーション力、責任感などを身に付ける学習に取り組んでいます。
 地域の魅力等を探究して、ビジネスコンテストへの出場を目指す探究班のうち、2年生9名のチームが日本政策金融公庫主催の「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会に進出するファイナリストに選ばれました。このコンテストには、全国505校から5,014件の応募がありましたが、10組のファイナリストに見事選出されました。

 最終審査会は、1月7日(日)に東京大学本郷キャンパスで開催されますが、このビジネスプランに取り組む想いや全国大会にかける想いなどをインタビューしてきました。

 実際に、本番さながらのプレゼンを披露してくれました。
 プラン名は、北木島DAIDAI GO!GO!「きたり」 です。「DAIDAI」には、を使った島おこし、代々つなげていくというような意味が、「きたり」には、北木島に人が来てほしい、ということと後継者をつないでいくために高校生が北木島を行ったり来たりするというような意味が込められているということです。

 授業の一環で、1年生の頃から北木島を訪れていた生徒たち。そこで今回のプランのキーとなる「橙」に出会いました。北木島では、カキにレモンではなく橙を搾って食べる習慣があると聞いた生徒たちは、橙を使った島おこしができないかと考えたそうです。

 同じ柑橘系の、レモンや柚子よりも認知度が低く、生産する後継者がいないという課題を発見しつつも、高校生が作り手となれば、後継者も途絶えないのでは?古くから、橙は「ほってーてもかってになる(放っておいても勝手に実がなる)」といわれていると知り、高校生が作り手として継承できるのではないかと感じたそうです。橙にビジネスチャンスを見出し、商品開発に取り組むことにしました。

 後継者不足はどの業種、どの地域でも課題となっていて、今回のプランは、これからの社会に必要不可欠なビジネスとなりうると考えているとのことです。まだまだ課題はあるとのことですが、生徒たちは現在2年生。卒業するまでにはこのプランを実現させ、「北木島の橙」として、橙が多くの人に親しまれるようにしたいとの想いを語ってくれました。

 最終審査会に向けての意気込みを聞くと、「優勝目指してがんばりたいのはもちろんだが、せっかく岡山を出て全国の場でプレゼンができるので、この機会に「北木島の橙」を多くの人に知ってもらいたい」と、成績以上に本気で橙のこと、島おこしのことを考えている様子が伝わってきました。

 実際に地域に出て行って課題を見出し、地域の方々と関わり合いながら解決策を考え、実行している生徒たち。最終審査会での活躍はもちろん、このプランを実現させるため、生徒たちのますますの活躍を期待しています!

橙ポーズ!


 12月26日に実施された「高校生探究フォーラム」でも、プレゼンを行い、クラフトコーラの実物を見せてくれました。この瓶についても、どのような形のものに入れるか、試行錯誤をしている途中とのことです。


この記事では、ビジネスプランの概要のみを紹介しましたが、最終審査会当日には、プレゼンの様子がライブ配信されるとのことです。要注目です!


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