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【岡山盲学校】笛吹ボトルワークショップ

 岡山盲学校では「笛吹ボトルワークショップ」として、古代アンデス地域で作られていた笛吹土器に親しみ、児童生徒が実際に笛吹ボトルを制作する活動に取り組みます。

▲数千年前に作られた笛吹ボトルの実物です

 6月12日はその第1回として講師を招き、音を聴いたり本物に触ったりして、笛吹ボトルへの理解を深めました。

▲笛吹ボトルについての講義を聞きます

 笛吹ボトルは中に水を入れて傾けたり揺らしたりすると音が鳴る仕組みです。その起源はなんと数千年前にのぼると言われています。子どもたちは、数千年前に作られた土器が発する音色に、時に不思議そうに耳を傾けていました。「同じような形だと思っても、音の高さが違って面白かった」「数千年前のものを実際に触ることができてよかった」という感想が聞かれ、未知のものに触れるワクワクした表情が印象的でした。

▲実物に触れます。どうやって音が出ているのだろう

 今後は、子どもたちが自分だけの笛吹ボトルを制作します。完成したものは焼成し、授業で鑑賞したり文化祭に展示したりすることとしています。
 高等部の飯田賢進さんは、「自分が思うテーマを音で表現することができるようなボトルを完成させたい。作るのが楽しみだ」と今後の抱負を語りました。

▲レプリカを揺らして音を出してみます。素敵な音!

令和5年6月12日に実施された取組です