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【興陽高校】う米!!メニューで目指せ優勝!家政科の生徒が全国大会に向け頑張っています!

 県立興陽高校家政科のチームが、「第12回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(一般社団法人全国食の甲子園協会主催)の決勝大会に、中国四国エリア代表として出場することになりました。8月に行われた中国四国エリア選抜大会を8校26チームの中で勝ち抜き、見事代表に選ばれました。
 11月26日の決勝大会に向け、メニューのブラッシュアップを図るための取組が実施されました。

 決勝大会に出場する家政科3年生の阿部沙桐さん、岡山佳音さん、釜谷星良さんの3人が臨んだのは、キリンビバレッジ株式会社が主催する「チャレンジキッチン」です。調理、そして試食を通してプロの指導を仰ぎ、決勝大会に向けてメニューのブラッシュアップを図る企画です。決勝大会に進む全国の9チームに対して行われているとのことで、中国四国エリア代表の興陽高校では、11月6日に実施されました。

 プロのシェフに調理工程を見てもらい、試食を通して講評をいただきます。ホテル日航姫路総料理長の前田シェフの目が光ります。生徒たちは緊張しながらも、積み重ねてきた練習を信じ、手際よく調理を進めていきます。

 メニューは「う米!!ポテサラロール」です。コンセプトは、「グルテンフリー」と「フードロス削減」です。ロール部分となるワッフル生地には、興陽高校産の米粉を使っています。米粉にはグルテンが含まれておらず、グルテンフリーを実現しました。また、ポテサラロールの器を食べられるカップ=ワッフルにすることで、カップが廃棄されることなく、環境にやさしい食べ物となっています。

 具材も特色たっぷりです。レンコンは、高校のある岡山市南区でとれたものです。農家さんと直接話をして助言をもらい、栄養のある皮ごと使用しています。また、フードロス削減の観点からも皮まで使用することを決めたそうです。レンコンと人参も皮まで使用し、素揚げのために型でくり抜いた後の人参も、ポテトサラダの具材として使用しています。3人の想いがこもったメニューとなっています。

 順調に調理が進んでいるように見えましたが、ワッフル生地を焼き上げたところでアクシデントが・・・予選大会や練習で作ったものより硬くなってしまい、具材を巻いていく際に割れやすくなってしまったようです。「火加減どう?」「混ぜ具合はどうだったっけ?」「分量変わってないよね?」3人で声をかけ合い、思いつく限りの原因分析をしていきます。試行錯誤を繰り返した結果、生地を一から作り直すことに!残り時間、そして予備の材料で作れるかも確かめながら、急いで作業に取りかかります。

 ワッフル生地だけに時間を割いてしまわないように、並行して「ポテサラロール」の具材も調理します。野菜だけでおなかいっぱいになるように、たっぷりと彩り豊かな野菜を使用しています。

ここで焼き上げているのが、地元特産品のレンコンです。いい香り!

 ワッフル生地もなんとか間に合い、盛り付けに入っていきます。見た目にもあざやかな、「う米!!ポテサラロール」の完成です!

 さあこの後は、いよいよシェフに試食をしていただき、アドバイスをもらいます。完成の達成感も束の間、緊張感が漂ってきました・・・

 盛り付けについて、味付けについて、そして調理工程についてのアドバイスをもらいました。見た目の良さだけではなく、具材をどう盛り付けたら食べやすいか、食べてくれる人のことを思って盛り付けしようとの言葉には、生徒たちも大きくうなずいていました。新たな盛り付けの案を見せてもらったり、味付けのヒントをもらったりなど、決勝大会に向けて一つでも多くのことを吸収しようという意欲も感じられました。

 決勝大会に向けた抱負を訪ねると、「優勝します!」と力強い言葉が返ってきました。3人の活躍を期待しています!


令和5年11月6日に実施された取組です

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