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新たな働き方で視野を広げる!教育委員会「複業(ふくぎょう)」スタート

 岡山県教育委員会では、職員が勤務時間の一部を活用し、自らの担当業務以外の業務に従事する「庁内複業制度」の運用を開始しました。

◇庁内複業制度とは

1 制度導入の目的
・複雑化する様々な教育課題に対し、セクションを超えた職員の協働により質の高い政策企画等を推進する。
・職員の成長を促進するとともに、挑戦意欲に応えられる機会を提供する。
2 制度の概要
・職員が勤務時間の一部(20%以内)を活用し、他部署職員とのチームアップにより、担当業務以外の政策課題に係る政策企画・事業立案を行う。
・取り組む政策テーマは、各部署からのニーズや教育課題の状況等を踏まえて設定する。

 今回は「県の教育に関する発信力の強化(外部人材の活用を含む。)」をテーマとして取り上げます。

庁内復業制度のイメージ図

 

◇活動の様子を紹介します

 6月12日、新聞やテレビの取材が入る中、岡山県教育委員会庁内複業チームのミーティングが行われました。

  複業チームのメンバーは、本庁の複数の課や教育機関から若手・中堅職員が参加しています。メンバーは、教員出身者や民間企業で勤務経験のある方など様々です。

 会の冒頭、中村教育長が「これまでの概念にとらわれずにアイデアを出してほしい。しっかり形にして提案してほしい。期待しています。」と挨拶して、参加職員を激励しました。

挨拶をする中村教育長
今日のミーティングのゴールを共有します。

 まずは、メンバーで考えを言語化して、意識を共有していきます。
 「発信力が強化された状態とはどういう状態か」について
 これまでのブレインストーミングで出た意見を整理していきます。

 「県外の教育関係者がどうなっているのか」 
 「県内の教育関係者や保護者等がどうなっているのか」などの現状を整理し、今後どのような姿を目指すか、それに向けてどのような打ち手を講ずるのがよいのかを考えていきます

ターゲットがどうなってほしいか、目指す姿について、意見を出していきます。

 県外だと・・・
 「岡山県の施策をすごいと思う、興味をもってもらえる」
 「他の自治体に参考や真似される」
 県内だと・・・
 「県教委の施策を知っている」
 「県の教育に対して信頼・信用している」
 そして更なる姿として「「○○といえば岡山だよね」という認識もってもらうこと」といった意見があがっていました。

 県の政策立案アドバイザーを務めている出島誠之氏もミーティングに参加して、アドバイスを行います。
 「目指す姿やゴールに対して、具体的な施策や取組がほしい。岡山として先進的な取組として発信できることは何かなどを考えていく。」

出島氏の説明を聞くメンバー

 2時間のミーティングはあっという間に終了しましたが、考えや思いを言葉に出したことで、チームメンバー同士での認識は共有できたようです。

 次回のミーティングに向けて、各メンバーで現状について更に調べて次回のミーティングには気づきや疑問を出し合うことになりました。

 岡山県教育委員会複業チームから今後どのような政策企画が提案がされるのか注目です!