【倉敷古城池高校】県南北の高校生が地域をガイド「水島コンビナートクルーズガイド」編
8月9日、倉敷古城池高校の生徒が、真庭高校の生徒などに、高校がある倉敷市水島地域を案内する取組が行われました。
8月6日には真庭高校の生徒が、倉敷古城池高校の生徒に真庭市内のバイオマス関連施設の案内を行い、その後交流会を行っています。
今回初めてお互いの学校がある地域のことを知り合う機会を持つことになりました。倉敷市環境学習センターで行われた取組の様子を紹介します。
まずは、「みずしま滞在型環境学習コンソーシアム」の古川 明 会長から、水島地域について、水島コンビナート誕生の歴史や今に至るまでの街の成り立ちについて、説明がありました。
次に、倉敷市環境学習センターの岡本さんの案内で施設を見学します。実験などを盛り込んだ環境講座や、エコライブラリー見学を通して環境について、楽しく学ぶことができます。
施設の見学を終え、昼食をとり、午後からは、倉敷古城池高校、真庭高校に加えて、水島工業高校、玉島高校の生徒たちも参加して、水島地域を巡るツアーに出発します。
水島コンビナートクルーズへ
水島コンビナートを船から見学するクルーズ班と、水島の市街地を巡るバスツアー班に分かれます。どちらの班も船とバス両方のツアーに参加します。(こちらの班はまずはクルーズツアーに出発しました。)
少し緊張した様子で、準備した原稿で案内をしていきます。
説明ばかりにならないように時々、クイズを挟みながら、聞く人が飽きないように工夫されています。
自動車製造工業、製鉄工場、石油化学製品を製造する製作所、電力会社、穀物の供給基地など、様々な産業がこの水島コンビナートに集まっていることなどを説明しました。
船から見える建物がどのような企業の施設で、何が行われているのかなど、丁寧に紹介していきます。
約1時間ほどの水島コンビナートクルーズは無事に終了。
ガイドを担当した生徒二人は「乗っている人に楽しんでもらえるように意識して、ガイドをしました。説明内容は自分たちで調べて作ったり、先生に手伝ってもらったりして、3週間以上かかりましたが何とか完成できました。今後は同じ高校生や外国の方にも水島地域のことを知ってもらえるように何かできると良いかなと思っています。」と感想と抱負を話してくれました。
クルーズガイドに参加した真庭高校の生徒からは「間近で工場、船、設備などを見ることができました。とても大きくて驚きました。少し暑かったけど、楽しかったです。」「水島コンビナートが思っていたより広いのと、色々な企業があることをガイドで知ることができて良かったです。」と感想を聞くことができました。
次にそのままバスに乗り換えて、市街地のバスツアーに出発です。
市街地バスツアーへ
ここでも、倉敷古城池高校の別の生徒二人が案内をしてくれました。
鷲羽山公園線の水島展望台で停車して、水島コンビナートや水島の街を見下ろして、バスツアーを締めくくりました。
バスツアーのガイドを担当した生徒二人は「初めての経験で少し緊張したけど、乗っている人が良いタイミングで外を見てもらえるように、しゃべるスピードと、噛まないように口を開けることを意識して、話しました。」と充実した表情で話してくれました。
最後は、4校の生徒が交流する機会として、今日一日の振り返りを含めて、施設見学やコンビナートクルーズツアーなどで、印象に残ったことや、わからなかったことや疑問に思ったことなどをグループで話し合って、発表します。
4校の生徒による交流会(振り返りワーク)
各グループから発表された意見を少し紹介します。
「水島コンビナートの夜景がきれいというのは知りませんでした。ライトアップされているときにまた来てみたいです。」、「工場が多いので、どのような環境対策がされているのか、もう少し詳しく知りたいと思った。」「水島の歴史を詳しく知りたくなった。」
ファシリテーターを務めた古川会長は「知らなかったことを知ることができたことで、新たな気づきになったと思う。このつながりをまたそれぞれの活動に活かしてほしい。そして、水島にまた遊びに来てほしい。」と今回の取組を締めくくりました。
県南北の高校生がお互いの地域をガイドして、紹介し合うという初めての試みでした。今後、自分たちの取組にどのように活かされていくのか、これからの両校の取組にさらに注目してほしいと思います!
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