【倉敷天城高校】「第20回日本物理学会 Jr. セッション 2024」で最優秀賞を受賞した生徒たちが県教育長を表敬訪問しました!
5月16日、日本物理学会主催の、全国の高校生等が日頃の研究の成果をオンラインで発表する「第20回日本物理学会 Jr.セッション 2024」において、最優秀賞を受賞した生徒たちが、中村県教育長を表敬訪問しました。
最優秀賞を受賞したのは、県立倉敷天城高校 理数科3年生の植田 僚典さん、眞田 陽心さん、林 義紘さんの3名です✨
研究テーマは「スプーンに出来るハート型の水の発見とその定量化」です✨
平らな円盤の上に水を流すと、水の膜ができます。
100年以上前のフランスで、この膜の形状について研究がはじまったとのことでした。
これを「Water Bell(ウォーターベル)」と言います。
みなさん、スプーンを水で洗った際に、水が周囲に飛び散り、服が濡れた経験はありませんか🤔
生徒たちは、スプーンの凹曲面に水を流した時の膜の形が「雨傘」に似ていることから、この膜を「KASA(カサ)」と定義しました✨
水の流量を増やすと「KASA(カサ)」の直径が大きくなることが分かりました。
実際にスプーンに水を流す実験をしたところ、条件を揃えれば、「ハート型の膜」になりました!
中村県教育長からは、
「今回のプレゼンテーションは、本当に分かりやすかったです。どんなことに取り組まれたかについて、よく分かりました。水について取り上げようと思ったきっかけを教えてください。」
との質問がありました。
この質問に関して、生徒たちは、
「1年生の最初の研究テーマを考えている時に、スプーンに水を当てたら、面白い形になったのがきっかけでした。ある時、うまく条件が揃った時に、水の飛び散り方を見たら、水を巻き込む形が見えたので、このことについて考察しようと考えました。」
と、生き生きとした表情で答えてくれました✨
今後の計画では、数式を改良したり、実験装置の精度の向上を目指したりすることにより、より正確な「KASA(カサ)」のさらなる定量化を目指しています!
生徒たちは、
「将来は物理学を研究したい。」
「今後は工学部の航空関係の進路に進みたい。」
「今回の研究は、とてもいい経験になった。」
と、明るく前向きな夢などを語ってくれました😊
参加者全員で記念写真です😊
素晴らしい活躍、本当におめでとうございます✨
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