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【高梁高校】「浴衣デザインコンテスト」開催に向けて出前講座を実施しました!

 5月28日、高梁高校家政科の生徒を対象に、外部講師を迎えての「浴衣デザイン講座」が実施されました。生徒14名が受講しました。

 高梁高校では家政科の専門科目「ファッション造形」の授業の一環として、株式会社天満屋との新規コラボ企画「浴衣デザインコンテスト」の開催に向けた取組を行っています。
 その取組の初期段階として出前講座を実施し、和服の文化やデザインについて外部講師より学び、日本の伝統文化である和服への関心を高めるとともに、ものづくりの楽しさやデザインの基礎的な知識を身につけます。

講師は京友禅着物デザイナーの今井淳裕さん(株式会社千總)です
今井講師は着物の歴史や成り立ち、種類などをスライドで説明していきます
 説明後には、実際に用意された着物や生地などを間近で見ることができました

 デザインの細かさやきれいな色合いに生徒からは「すごい!」や「細かすぎる、こんなの書けないよ」など驚きの声があがっていました。

 まずは今井講師がデザインをするところを実演しました。
 「京都 緑色の楓 きれいな川」をイメージして鉛筆で書いていきます。

 真剣な表情でその様子を見つめます

 今井講師からは「模様に意味や願いをもたせる工夫をしてほしい。どんな人に自分の浴衣を着てほしいかイメージしてからデザインするとよい。」とアドバイスがありました。

 次はいよいよ生徒たちがデザインを考えていきます。
 テーマは「高梁をイメージできるデザイン」です。

 一人一台端末で参考となる写真などを調べていきます
高梁をイメージするものは何かな
何を書くのか決まったかな

 書く内容が決まれば、鉛筆を持って、少しずつ紙に書いていきます。
 なかなか何を書くのか決まらない生徒もいれば、大胆に鉛筆を走らせる生徒もいました。それぞれ生徒は想いを込めてデザインしていきます。

なかなかイメージどおりには書けないようです

 桜、シャクヤク、柚子、備中松山城、備中神楽をイメージしたものなど、様々なデザインが考えられました。

 これはどのようなデザインが出来上がってくるのか、楽しみです!

 デザインしている生徒に聞いてみました。

 ― 「高梁」で何をイメージしますか

『すぐに思いついたのは山で、緑色をイメージしました。でも、高梁らしいデザインのイメージはまだ全然できていません。』

― 何を書いていますか。どういう人に着てもらいたいですか。

『桃の花を書いています。ピンク色を少し薄くしたような色合いにしたい。小さい子どもに着てもらうイメージを持ってデザインしていきたいです。』

― 今日の講義はどうでしたか。

『専門家の方から話を聞くことができて、勉強になりました。自分の考えたデザインを浴衣に表現するのは難しいと思いました。でも自分たちがデザインした浴衣が商品になるかもしれないので、貴重な機会だと思います。頑張ります!』

 

 今後、校内でデザインコンテストなどを行って、その中から数点が来年、実際に浴衣として出来上がる予定です。

 高梁高校の新しい取組がこれから楽しみです!


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