『教育時報』通巻900号!!
今週、『教育時報』令和6年9月号を県内の学校にお届けします📬
なんと!『教育時報』は9月号で通巻900号を迎えます🙂
9月号では、「通巻900号記念」として県立の高等学校・中等教育学校(後期課程)・特別支援学校(高等部)の在校生を対象に、表紙デザインの募集企画を行いました✨
トップ画像に使用しているのは、最優秀賞に選ばれた
県立岡山工業高等学校 デザイン科 3年 藤森 優衣さんの作品です。
例月の表紙は特集記事の内容と関連する写真を掲載しているので、いつもと違う表紙に驚いた方も多いのではないでしょうか😆
応募作品については、本記事の後半でご紹介します!
◇『教育時報』の成り立ち
応募作品紹介の前に、『教育時報』についてご紹介します😉
岡山県教育委員会が編さんする教育情報誌『教育時報』は、
昭和24年(1949年)9月に創刊しました。
毎月発行を続け、今年で🌸75周年🌸を迎えます。
-創刊時の「昭和24年」のイメージが沸きますか❓
昭和20年(1945年)年8月15日
「終戦の詔書」を昭和天皇が朗読したレコードがラジオ放送されました。
この「玉音放送」により、多くの国民が「ポツダム宣言の受諾」の事実を知ることになりました。
この8月15日は「終戦の日」です。
ですので、『教育時報』の創刊は終戦から約4年後ということになります。
-どうして4年後なのか❓
まず、「岡山県教育委員会」が発足したのは、
昭和23年(1948年)11月1日です。
戦前、教育に関する事務は専ら国の事務とされ、地方では府県知事及び市町村長が国の教育事務を執行していましたが、戦後、教育制度の抜本的な改革が進められました。その一環として、地方教育行政制度について、「教育委員会法」が定められ、教育委員会制度が導入されました。教育委員会法に基づく教育委員会は、教育行政を他の行政から独立させ、予算案や条例の原案などの議案を議会に提出する権限を持つ独立した機関として位置づけられています。(参考:文科省ホームページ)
岡山県教育委員会は、戦後まもなく行われた教育制度の改革により、教育行政の民主化、地方分権、自主性確保という重大な使命を担って発足したのです✨
そして、『教育時報』は、”岡山県教育委員会 独自”の報道手段の一つとして創刊されました。戦後の物資不足・食糧難といった状況にありながらも『教育時報』を創刊するに至ったことに、「教育行政の民主化」に向けた思いの強さが感じとれます。
『教育時報』創刊号では、創刊にあたる思いを当時の高畑 浅次郎 県教育長が述べられています。
今回の『教育時報』令和6年9月号で詳しくご紹介していますので、ぜひ手に取って、創刊に込められた思いを知って欲しいです😊
また、9月号では中村 正芳 県教育長が『標点』を執筆されています。
中村県教育長は、かつて『教育時報』の編集を担当されていました😲✨
今回の『標点』では、中村県教育長の編集担当時代の思い出を知ることができます😆さらに、高校教諭時代に執筆された「私の工夫」も別のページに掲載しています✨
中村県教育長が「標点」で述べられているとおり、
昨今のDXの進展に伴い『教育時報』の在り方も進化が求められています。
時代の流れもあり、『教育時報』を手に取っていただく機会が少しずつ減ってきているかもしれませんが、最新の岡山県の教育がギュッと詰まった、大変役立つ内容となっています!!
9月号をきっかけに、改めて手に取って読んでいただけると嬉しいです!😊
◇表紙デザイン募集企画
それでは、9月号のメイン企画「表紙デザイン募集」に寄せられた力作をご紹介します。
デザインは自由としていましたが、”誌面から感じたこと”を表現した生徒もいました。『教育時報』の役割が生徒のみなさんにも伝わっているのだなと、とても嬉しく思います😊❤
48点のうち、次の作品が入賞作品に選ばれました!
「作品についてのコメント」は、誌面でご紹介していますので、誌面をチェックしてくださいね!
◆最優秀作品(1名)
◆優秀作品(2名)
♪表彰式の様子はコチラで紹介しています♪
◆応募作品
惜しくも入賞とはなりませんでしたが、ほかにも素敵な作品の応募がありました。
最優秀作品に選ばれた藤森さんが通う県立岡山工業高校のデザイン科から、特に多くの作品が寄せられました。誌面ではページの都合上「作品についてのコメント」を省略させていただいたため、この場でご紹介します⭐
たくさんの応募ありがとうございました😄
『教育時報』は、岡山県の教職員以外の方も購入可能です。
岡山県の教育が知りたくなったら是非『教育時報』をご活用ください!
在庫に限りはありますが、バックナンバーも購入いただけます。
一部250円(税込)とお手頃価格です✨