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【瀬戸高校】次世代教育を体感!生成AI活用ガイダンスを実施しました

 岡山県立瀬戸高等学校は、文部科学省が推進する「令和6年度高等学校DX加速化事業(DXハイスクール)」に採択されました
 学校では、生徒一人一人の可能性を最大限に引き出し、デジタル時代を生き抜くために必要な「デジタルリテラシー」を身に付けた次世代のリーダーを育成することを目標に掲げ、イベント・セミナー等を計画しています。
 
 今回は5月24日に行われた「生徒(一年生)向け生成AI活用ガイダンス」の取組を紹介します。

一年生全員が体育館に一人一台端末を持って集まりました

 瀬戸高校のDXを推進するのは、瀬戸高校で教育DX推進室長を務める久米先生です。
 久米先生がスライドを使って、生成AIについて説明をしていきます。

 「生成AIの操作を覚えることができれば、探究活動を活発にすることができる、フィールドワークの質問の作成や、自分のほしいデータを探してもらうなどの手伝いを行ってもらうことができる」などメリットが伝えられました。

しかし、その一方で・・・。

 禁止事項や注意するべきことなどもしっかり伝えていきます。
 個人情報を入力することは禁止、生成AIが作った画像なども著作権に注意が必要なこと、生成AIが作ったレポートなどをそのまま提出することは禁止などの説明がありました。

説明を行う久米先生

 さらに、「AIが生成した情報は間違いがあるということを理解して利用することが大切で、必ず生成された情報の真意を確認すること。」という説明もありました。

 次に、生徒がワークシートの内容に沿って実際に生成AIに質問をしてみます。その後は自分たちが聞きたい内容を自由に質問して、使ってみます。

質問を入力してみます

 生徒からは「すごい!」「どんどん答えが返ってくる」「思っていた答えとは違った」など様々な感想が聞かれました。

 代表生徒が「初めて使ってみましたが、生成AIは質の高い回答をすると思いました。可能性を感じました。これから取り組む探究活動の質もあげていきたいです。」と感想を発表しました。

 セミナー終了後に話を聞いた他の生徒に質問をしてみました。

― 生成AIを使ってみてどうですか。

『初めて使ってみましたが、思っていたより正確な答えが返ってきて、驚きました。』

― 今後どのような探究活動を考えていますか。

『食品ロスについて考えたいと思います。』

― 生成AIはその活動に使ってみたいですか。

『活動が行き詰まったときに、アドバイスを求めたら、自分が思いつかないようなことを返してくれるので聞いてみたい。』

 教育DX推進室長 久米先生は、今回の取組について意気込みを話してくださいました。

 『元々本校には探究学習の基盤があるが、生成AIを使って、自分たちの興味のある分野の知見を引き出して、探究活動を進めていきたいです。取組を進める中で、足踏みすることもあると思いますが、生成AIと雑談をすれば、アイデア出しもできると思います。
 DXハイスクールに採択されたことを活かして、3Dプリンターなどを導入して、生徒が探究した内容を具体的な提案にできる活動ができればよいと思っています。』

 DXハイスクール採択校の瀬戸高校のこれからの取組に注目です!


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