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県立高校の生徒が全国製図コンクールで最優秀特別賞受賞!【岡山工業・東岡山工業】

 第40回全国製図コンクール(全国工業高等学校長協会主催)で、県立高校の生徒が最優秀特別賞受賞を果たしました。
 受賞したのは、県立岡山工業高校機械科3年生の笠松 拓海さんと、同じく電気科3年生の藤井 新さん、県立東岡山工業高校機械科3年生の安井 大智さんです。

 このコンクールは、まず校内製図コンクールを実施し、学校の代表を決定します。全国各校の代表の中から、主催者による審査により「最優秀特別賞」が決定します。機械系は32校1,741名から9名が、電気系は12校343名の中から1名が最優秀特別賞に輝きました。機械系は9名のうち2名が、そして電気系は唯一の受賞者が、岡山県の県立高校の生徒です。
 
 3人に、3年間の学びを振り返ってもらいながら、受賞の喜びを語ってもらいました。

笠松さん(左)と藤井さん(右)
お互いの健闘を称えます
安井さん
達成感に満ちた素敵な笑顔!

笠松 拓海さん(岡山工業高校3年生、機械系で最優秀特別賞を受賞)
 1年生のころは製図は苦手だと思っていたが、2年生のときに苦手なりにも製図検定に挑戦する中で、丁寧さと速さを身に付けることができた。(笠松さんは、第53回機械製図検定試験で最上位の特別表彰を受賞!)コンクールでも賞を取りたいと思っていたので、先生から報告があったときはとても嬉しかった。3年間でいろいろな検定に挑戦し資格も取ることができたことで自信もついたし、大きく成長できたと思っている。

藤井 新さん(岡山工業高校3年生、電気系で最優秀特別賞を受賞)
 嬉しかったのもあるが、最優秀特別賞は1人だけということに驚いた。普段のテストなどから、計画立てて勉強するようにしてきていたが、今回もそれを生かして、コンクールに向けて計画を立てて、苦手なことにも丁寧に取り組んできたことが良い結果につながったかなと思っている。中学生のときからは考えられないくらい、内容的にも量的にも勉強を重ねてきて、知識や技術を身に付けることができた。

製図に取り組む様子も見せてもらいました

安井 大智さん(東岡山工業高校3年生、機械系で最優秀特別賞を受賞)
 受賞の知らせを聞いたときはとても嬉しかった。線の太さや文字のバランスなど、とにかく細かい点まで注意して、完成度には妥協せずに取り組んできた。少し間違ってしまったときも、消しゴムで消すと跡が残って汚くなるので、最初からやり直したことも何度もある。その努力が認められたかなと思っている。
 ものづくりが好きだったので入学して、1年生の授業の中で、製図が好きだ得意だということに気付いた。そこから努力を重ねてきてよかった。

図面の説明をしてもらいました
1枚描き上げるのに6時間かかることもあるのだとか

 将来については、みなさん就職が決まっているとのこと。製図の技術はもちろん、高校での3年間の学びを生かし、社会人としてがんばっていきたいと抱負を語ってくれました。


工業高校での学びを、ぜひチェックしてくださいね。