【真庭高校】県南北の高校生が地域をガイド「真庭バイオマスツアーガイド」編
みなさん、
「自分自身の推しポイント」って、自分でわかりますか😀❓
「自分自身でよくわかっている部分」と、
「ほかの人から言われて、初めて気づいて知る部分」ってありませんか😉❓
「岡山県立真庭高校」と「岡山県立倉敷古城池高校」では、
お互いの学校のある地域(真庭市と倉敷市水島地域)をそれぞれがガイドする 「真庭バイオマスツアー&水島コンビナートクルーズガイド」を初めて開催しました✨
ねらいは、お互いの学校のある地域のことを知り合い、その地域の良さを、そこに住んでいない生徒の目を通して、気づき、そして知ることです😉
今回は、
8月6日に開催された「真庭バイオマスツアー」の1日を振り返ります🚌💨
8月9日に開催された「水島コンビナートクルーズガイド」の様子は、コチラからご覧ください ⛵ ↓
この日、ツアーに訪れた「倉敷古城池高校」の生徒たちに、真庭バイオマスマイスターに認定された真庭高校の生徒3名が、ツアーガイドを行いました✨
さぁ、いよいよ「真庭バイオマスツアーガイド」の開始です😀
今回、「真庭バイオマスマイスター」として、ガイドをつとめる「真庭高校」の3名の生徒たちです✨
「経営ビジネス科」3年生の、
屋敷 大陽(やしき たいよう)さん、
山口 愛乃(やまぐち えな)さん、
藤井 祐也(ふじい ゆうや)さん
です✨
ツアー開始前の3人の様子です😉
いよいよ、バスが到着です🚌💨
バスの中には、すでに、「倉敷古城池高校」の生徒たちが乗車しています✨
バスが到着してから、
ワクワク感がどんどん高まっていく中✨、ガイドツアーが開始しました♬♬
まずは、屋敷さんが、本日のツアーの目的について説明します😀
「本日のツアーは、
バイオマスエネルギーについて、
真庭市の『バイオマスタウン』を見学し🔍、
持続可能な社会を構築するために、
エネルギーに関連して、
『どんなことが必要か❓』
『温暖化防止のために、どんな行動ができるのか❓』
について(真庭高校と倉敷古城池高校の生徒が)一緒に考え、『行動するきっかけづくり』を目的としています✨」
次に、藤井さんが「真庭市の概要」について、ガイドします😉
「真庭市は『平成の大合併』により、市町村が合併して、誕生しました🎁
その面積は828平方キロメートルで、岡山県内の自治体では、一番大きな面積を誇っています♬
その面積の8割が『森林』で、古くから『林業』が盛んな町として、栄えてきました✨」
「海外から、安価な木材が輸入されている状況の中で、(林業に携わる人たちが)一生懸命育てた木が高く売れなくなりました💦
真庭でも、林業をやめる人が増えてきましたが、これではいけない💦と、真庭市は、当時の若手経営者のリーダーを集めて、『21世紀 真庭塾』という会議を開催しました💡
その会議の中で、
『木材の町、真庭』を復活させよう✨
『回る経済』をつくろう✨
という話になり、『バイオマス発電』を開始したという経緯があります💡」
次に、
「真庭観光局」の松下さんが、ツアーの最初の目的地である 「真庭バイオマス集積基地 第2工場」について、説明しました🎤
山口さんもガイドをします😀
「今から『真庭バイオマス集積基地 第2工場』を見学します😀
『第2工場』は、約9年前に、真庭市が立ち上げました✨
木材の『燃料チップ』をつくることを目的として、 この工場がつくられました😉
三方を斜面に囲まれた土地がすべて敷地です💡その面積は、約25,000平方メートルです✨
『第2工場』の後に見学する『バイオマス発電所』では、『第2工場』でつくられた『燃料チップ』を燃やして🔥、
その熱で、水を沸騰させ、
水蒸気でタービンを回して、
発電しています💡」
バスの窓の外に、うずたかく積み上げられた木材が見えてきましたね🔎
いよいよ、最初の目的地に到着です🚌💨
「真庭バイオマス集積基地 第2工場」の看板が、目の前に見えてきましたね😲
現地に到着後は、
「真庭木材事業協同組合」の藤井さんより、施設についての説明がありました✨
「みなさん、この『第2工場』に積んである、たくさんの木材が見えますか❓
中には、太い丸太もありますね💡
ただ、丸太にそのまま火をつけても、燃やしにくいですね💦
なので、 燃えやすい『燃料チップ』にすることを目的として、この工場がつくられました😉」
「工場に来るトラックは、事前に、工場内の事務所で、トラック本体の重量が計測されます💡
事務所内のコンピューターのサーバーに、その情報が蓄積されます💻
実は『トラックの重量』だけでなく、運ばれてくる丸太が『誰の所有の、どこの番地の、どの山から伐採されたものか❓』についても、事前に情報が登録されます🚚
なぜ、そんな情報を登録する必要があるのでしょうか❓
良くないことですが💦、中には、人の山に無断で入って、許可を得ずに、木を切って持ち出す人がいます😠
そんな木を使ってつくった『燃料チップ』を燃やせば、当然、チップを燃やした発電所も罰せられます😢
なので、きちんと、事前に登録をして、許可を得た木材でないと、工場では受け取ることができません💦」
中には、
メモを取りながら、真剣に話に耳を傾けている生徒たちもいました😀
第2工場内では、見学中も、ブルドーザーで木を運搬する作業がひっきりなしに行われていました💡
木を運ぶ「ガシャガシャ」という大きな音が、周囲に響き渡ります😲
ここで、山口さんが、真庭バイオマスマイスターの資格を取った経緯について、取材陣に話してくれました😀
「『地元の真庭で、何かできることはないかな✨』と思い、『バイオマスマイスター』の資格を取りました😀
もともと人前で話すのは苦手でしたが💦、マイスターになってからは、少しずつ克服できてきました✨」
「今日の目標は、『倉敷古城池高校』のみなさんに、わたしの地元、真庭のことを、何か知って帰ってもらいたいと思います✨」
次に、同じくバイオマスマイスターの藤井さんから、ツアーに寄せる思いについて、聞いてみました😀
「マイスターとは、自分たちが学んだことを、自分たちだけで終わらせるのではなくて、それを『生徒』であったり、『地域の方々』であったり、『県外の方々』であったり・・・、
それぞれの方たちに『真庭には、こういう良い所があるよ✨』ということを『自分たちマイスターの力』で伝えられる存在なのかなと思います💡
その伝え方は、たくさんあると思いますが、自分としては、例えば、ツアーに参加した方々に、実際に見ていただいたり、聞いていただいたりして、『五感』で楽しんでいただきたいと思っています✨」
今回のツアーに参加していた、「倉敷古城池高校」のコーディネーターである、古川 明(ふるかわ あきら)さんにも、ツアーに寄せる思いを伺ってみました😀
「高校生たちが『社会』や『経済』について、詳しく知ることがなく、進路を決めてしまうことについて、ずっと疑問に思っていました💦
社会に出る前に、さまざまな分野のことについて幅広く学ぶことがとても大切です✨
今回のツアーが、まずは、高校生たちに『社会』や『経済』について、いろいろなことを学んでもらって、その後に進路を決めるきっかけになれば良いなと思います✨」
次に、真庭市教育委員会の「郷育魅力化コーディネーター」である、平田 勉(ひらた つとむ)さんにお話を伺ってみました✨
「わたしは、総社市の出身です。
真庭市の『郷育魅力化コーディネーター』に就いたばかりの頃、(環境に)慣れない私を、真庭地域の方たちはいろいろと助けてくれました。その方たちと『人とのつながり』を始めるところからスタートしました😀
真庭の生徒たちには、まずは自分の『ふるさと』である真庭地域のことをしっかり知ってもらって、『ふるさとのことを話せる生徒』になってほしいと思っています💡
生徒たちが、自分たちの住んでいる地域のことを知らないまま、社会に出ていくのはおかしいかな💦と思っています😢
今は、生徒たちに教える『カリキュラム』を見直して、地域のことをしっかり教えるようにしています✨
すると、
『自分が住んでいる真庭に、こんな魅力があるとは知らなかった😲
これからは、田舎こそチャンスがあるのではないか✨』
と言ってくれる生徒たちがあらわれてきました😲」
さまざまな方たちの思いが、生徒たちに届いて、徐々に効果が出てきているようですね✨
ここで「第2工場」の見学は終了し、ふたたび、バスに戻ります🚌💨
「真庭木材事業協同組合」の藤井さんより、バス車内でお話がありました🚌💨
「先ほど見学した『第2工場』や、これから見学する『発電所』もですが、もともとは『それまでは捨てていたもの』をお金に換える』という目的でつくられました✨
みなさんは、例えば、自分の財布から1,000円を出して、何かを購入する時、やがて、その1,000円が誰の懐(ふところ)に入るかについて、考えたことはありますか💰❓
今日見学する『第2工場』や『発電所』は、『それまでは捨てていた木材』を『燃料チップ』にすることで『真庭にお金を落とそう✨』という取り組みなのです😀
実は、『第2工場』や『発電所』を運用することは、『環境の問題』に配慮するだけではなくて、『経済的なポイント』に配慮した取り組みでもあるのです✨」
順調にバスは進み、次の目的地の「真庭バイオマス発電所」に到着しました🚌💨
ここからは、2グループに分かれて、それぞれ見学します🔍
発電所の事務所の前で、まずは「発電所のしくみ」についての説明を聞きます💡
屋敷さんは、ボードを持って「ガイドのサポート」をします✨
発電所内の施設の一部を紹介します💡
こちらは「木質燃料焚きボイラー発電設備」です✨
先ほど見学した「真庭バイオマス集積基地 第2工場」で加工した木でできた「燃料チップ」を焚いて(燃やして🔥)、
その熱で水を沸騰させ、
水蒸気でタービンを回して、
発電しています💡
ここで、真庭バイオマスマイスターの屋敷さんに、いろいろとお話を伺ってみました♬
Q 「なぜ『真庭バイオマスマイスター』の資格を取ろうと思いましたか❓」
A 「最初は、授業の一環で『真庭バイオマスツアー』のガイドをしました🚌💨
その時に『バイオマスマイスター』の資格があるなら、ぜひ取ってみたいと思いました✨
今までに、2~3回、バイオマスツアーのガイドをしたことがあり、場数も踏んできています🚌💨」
Q 「『場数を踏んでいる』ということですが、これから、どんなことに活かしていけそうですか❓」
A 「バイオマスマイスターに認定されて、場数を踏むと、人前で話す機会が多くなります💡
なので、知らない方たちに話す時に、以前は緊張していましたが💦、だんだんとその緊張がやわらいできました😀」
午前中の見学終了後は、みんなで「昼食の時間」です🍙✨
「真庭あぐりガーデン」に、事前注文しておいた、みんなのお弁当を受け取りにいきました🍱✨
この後、みんなを乗せたバスは「真庭高校」に到着しました🚌💨
さぁ、これから「楽しい昼食の時間」です🍱♬♬
最初は、なんとなくぎこちなかった「この日初めて出会った生徒同士」が、同じお弁当を同じ空間でいただくうちに、だんだんと打ち解けて来て♬♬、次第に会場のあちこちで、笑顔があふれだしました😀
交流会の開始前、
グループごとにゲームをして「ウォーミングアップ」です♬♬
お待たせしました♬♬
さぁ、これから、
「真庭高校」と「倉敷古城池高校」の生徒たちの「交流会」の開始です♬♬
「銘建工業株式会社」の大越 健太郎(おおこし けんたろう)さんが説明します✨
「この日見学した『バイオマス発電所』は地元の企業が出資してできましたが、その筆頭株主が『銘建工業株式会社』です😲
つまり『バイオマス発電所』の親会社が『銘建工業株式会社』です😲」
ここで、大越さんから、会場のみんなにクイズです・・・💡
「さて、わたしの約25年前の前職はなんでしょうか❓」
① 卓球選手❓
② プロボクサー❓
③ プロボーラー❓
「3つの選択肢」が与えられ、自分たちが正解と思う答えに、それぞれ手を挙げてみました・・・✋
正解は・・・💡
「プロボクサー」です😲😲😲
思わず、
「おぉ✨」
と会場からどよめきがわき起こりました😲😲😲
大越さんのお話は続きます✨
「見学したのはつい数時間前ですが、午前中に見た見学の内容をみんなで考えてみましょうか❓」
こちらのテーブルでも、「学校」の枠を超えて、
「真庭高校」と「倉敷古城池高校」の生徒たちが一緒に考えて、見学の内容を振り返っています💡
さぁ、それでは、グループごとに発表です😀
発表の内容をいくつか紹介します♬♬
たとえば、あるグループでは、次のような発表をしました😀
ほかのグループの発表も見てみましょうか😀
さて、こちらのグループでは、どんな風に振り返ったのでしょうか❓
みんな、しっかりと見学の内容を振り返っていますね😲
次は、2つ目のテーマについて考えてみましょう✨
それぞれのテーブルで、いろいろなアイデアが飛び交っています📖
昨今、人口が減少している真庭市ですが・・・💦
「大型商業施設の誘致をしてはどうか❓」
という意見もあがっているようです💡
同じテーマで話し合うことにより、
「学校」の枠を超えて、一体感が生まれますね✨
なごやかな雰囲気の中で進む「交流会」です♬♬
「未来の真庭市」をつくっていくのは、まさに、今、会場にいる生徒たちかもしれませんね💡
今回の「交流会」で、
「真庭高校」と「倉敷古城池高校」の生徒たち同士の交流に重要な役割を果たしてくれた方々を、あらためて紹介します✨
まずは、司会をつとめた「銘建工業株式会社」の大越さんです😄
次は、「倉敷古城池高校」のコーディネーターである、古川 明(ふるかわ あきら)さんと、真庭市教育委員会の「郷育魅力化コーディネーター」である、平田 勉(ひらた つとむ)さんです✨
もともと、このお2人がお互いに知り合いだったことが「きっかけ」で、今回のツアーが計画されました😉
それでは、2つ目のテーマ「未来の真庭市」について、発表の内容をいくつか紹介します♬♬
ほかのグループの発表も、見てみましょうか✨
さて、こちらのグループの発表は、どんな発表でしょうか❓
終始、なごやかな雰囲気に包まれた「交流会」でした✨
今回のツアーを通して🚌💨、
「倉敷古城池高校」の生徒は、
真庭のこと、
たとえば、
「林業が盛んなこと」、「その木材を利用したバイオマス発電のこと」、「人口減少が進んでいること」などを知ることができました✨
一方、「真庭高校」の生徒は、
自分たちの住んでいる真庭のことを、真庭を知らない「倉敷古城池高校」の生徒に説明し、知ってもらうことで、再認識できました💡
さらに、
「倉敷古城池高校」の生徒から、
「バイオマス発電は地域の期待に応えて、しっかりと自然に優しい取り組みをしてるのはとてもすごい✨」
「木材は燃やすだけではなく『オブジェ』としても使用できる💡」
「古民家を再生した『カフェ』をつくり☕、『高校生割』もつくる🎫」
「真庭の木材を使ったおしゃれな商業施設やコンビニ🏪をつくることが若者の流出をとめることにつながる✨」
「真庭の『林業男子』を推す『林業女子』を呼んでSNSなどで宣伝することが林業従事者不足を解決する💡」
「夜になると周囲が暗いけど、逆に『星がきれいな観光スポット』として利用する✨」
などの意見をもらい、新たに真庭の魅力に気づき、知ることができたようです😉
日常、当たり前のように身近にあるものの魅力には、なかなか気がつかないものです💦
「倉敷古城池高校」の生徒のような他者の目を通して、「真庭高校」の生徒が新たに気づき、そして「真庭の推しポイント」を知ったことはとても意義深いことですね✨
最後になりますが✨、
今回のバスツアーを1日密着取材をすることで、とても大事なことに気づくことができました😀
今回のバスは、
「真庭」へ寄せる、みんなのさまざまな思いを乗せて走っていたのですね🚌💨✨
岡山県内には、
今回登場した「真庭高校」や「倉敷古城池高校」も含めて、魅力あふれた県立高校がたくさんあります😉
「おかやま県立高校情報ナビ」をぜひご覧くださいね✨